SYMPOSIUM「デザインと出版:出版人としてのデザイナー、デザイナーとしての出版人」

日時:9月21日(月 / 祝) 15:00-16:30

会場:Event Space

申込不要・入場無料

出演:大原大次郎(デザイナー)、 橋詰宗(デザイナー) 、古賀稔章(編集者)、 室賀清徳(「アイデア」編集長)

 

tabf-idea

 

同人精神によって生み出される出版物の多くにおいて、著者や編集者はそのままデザイナーでもある。その一方、職業的なデザイナーにとっても出版は自主プロジェクトの形式として長い歴史をもっている。出版とデザインの交点に浮かび上がるものは何か? 個人出版の非職業的デザインの面白さ、デザイナーによる出版物の展開、出版という行為の現代的可能性等々、出版とデザインの深い関係についてデザイナーと編集者が語り合う。アイデアNo. 371特集「アイデアのアイデア」連動企画。※「アイデアのアイデア」の英訳タイトルは"Ideapedia"

 

-----------

 

大原大次郎(デザイナー)

1978年神奈川県生まれ。2003年武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。同年omomma設立。重力を主題としたモビールのタイポグラフィシリーズ〈もじゅうりょく〉、写真家・ホンマタカシとの制作による写真とグラフィックのシリーズ〈稜線〉、音楽家・蓮沼執太とラッパー・イルリメと共に展開するライブパフォーマンス〈TypogRAPy〉、編集者・寸との俳句集〈ハロー風景〉、美学校の講座〈デザインソングブックス〉など、展覧会、ワークショップ、パフォーマンスなどを通して、言葉や文字の新たな知覚を探るプロジェクトを積極的に展開する。 http://omomma.in

 

橋詰宗(デザイナー)

1978年広島県生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)コミュニケーションアート&デザイン修士課程修了。女子美術大学非常勤講師。芸術・建築・ファッション等に関わるアートディレクション・ブックデザイン・ウェブデザイン等を手掛ける一方で、『D♥Y』『HUMAN PRACTICE』『何に着目すべきか?』『紙と束見本』『(   )も(   )も(   )も 展』など、実践と着目点をコンセプトにしたワークショップ、スクールや展覧会ディレクションを手がける。http://sosososo.com

 

古賀稔章(編集者)

1980年福岡県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了、同大学院博士課程在籍。2004年~2009年までデザイン誌「アイデア」の編集に携わる。現在は、タイポグラフィやグラフィックデザインに関する執筆、編集、翻訳活動を行うとともに、アーティストやデザイナーとの親密な協働作業を通じた草の根的出版活動に携わっている。 http://and.jp.org

 

室賀清徳(「アイデア」編集長)

1975年新潟県生まれ。東京大学文学部美学芸術学卒。1999年より誠文堂新光社にてデザイン誌「アイデア」をはじめデザイン、タイポグラフィ関連書の編集に携わるほか、評論、教育活動にも関わる。武蔵野美術大学、東京藝術大学、ミームデザイン学校非常勤講師。第8回竹尾賞審査員特別賞受賞。 http://www.idea-mag.com