日時:2017年10月7日(土)14:00~15:00 入場無料
登壇者:森千裕(アーティスト)、梅佳代(写真家)
Presented by torch press

 

【チケット予約制】入場無料
ご予約はこちらより:http://ptix.co/2xhPkFG
(※外部サイトに切り替わります)
※当日受付も可能ですが、席数に限りがあるため事前予約をお勧めいたします。

 

この夏、豊田市美術館での個展「森千裕―omoide in my head」を開催した森千裕。torch pressから刊行した本展の展覧会図録の出版を記念して、旧知の仲である写真家・梅佳代とのトークイベントを開催します。

 

独自の観察を通じて見つけた日常の断片を構成要素として作品に織り交ぜ、不穏さと美しさが共存する不思議な世界をつくりあげる森千裕。都市で目にする看板の文字や商標、子どもの頃に夢中で描いた絵、人との会話の中で放たれる思いがけない言葉のフレーズなど、彼女は自身の記憶や心を揺さぶるものたちを、作品の中で冗談を含んで表現します。本書は、森千裕の絵画、ドローイング、写真、立体、映像などの作品を新旧交えて紹介する、豊田市美術館で開催された美術館で初めての個展の図録となります。作品を存分に収録した作品集と、テキストや会場風景、子どもたちとのワークショップの記録風景などによるブックレットの2冊組がケースに収められています。服部一成の大胆なデザインによって、森の不可思議な世界観が、よりいっそう拡張していきます。

 

本イベントでは、森と同じく独自の審美眼で決定的な瞬間をとらえる梅佳代を招き、日常の中でどのように制作が生まれていくのか、そのイマジネーションの源やユニークな視点に迫ります。二人の世界が融合する貴重な時間をお楽しみください。

 

*トークイベントのあと、森千裕による『森千裕―omoide in my head』のサイン会を行ないます。

 

森千裕―omoide in my head

 

 

森千裕(もりちひろ)
1978年、大阪府生まれ。2005年、京都市立芸術大学大学院修士課程美術研究科絵画専攻修了。主な個展に2006年「フィンガーピクルス」児玉画廊(大阪)、2012年「ピンク色の闇」無人島プロダクション(東京)、2016年「テニス肘」Satoko Oe Contemporary(東京)。主なグループ展に2007年「夏への扉-マイクロポップの時代」水戸芸術館(茨城)、2010年「絵画の庭─ゼロ年代日本の地平から」国立国際美術館(大阪)、2013年「六本木クロッシング2013アウト オブ ダウト」森美術館 (東京)など多数。東京都在住。

 

 

梅佳代(うめかよ)
1981年、石川県生まれ。「男子」「女子中学生」シリーズで、キヤノン写真新世紀連続受賞。2006年、初写真集『うめめ』で木村伊兵衛写真賞受賞。2013年、東京オペラシティアートギャラリーで個展『梅佳代展UMEKAYO』を開催。今年は『白い犬』に続き、3月に全寮制の那須高原海城中学校・高等学校に通う男子生徒たちを記録した『ナスカイ』を刊行。