80年代初頭から30年間をアメリカで過ごし、ニューヨークを拠点にアートや写真のキュレーション、そして写真集の編集を数多く手がけてきた河内タカさん。本年2月に刊行された初の著書『アートの入り口 美しいもの、世界の歩き方 [アメリカ編]』は、教科書でもなく論文でもない、だれにでも読める敷居の低い語り口で、河内さんのアメリカのアートや写真を間近で見てきたことに裏打ちされた、軽快でありながら揺るぎのない独自の眺望を感じさせました。そして、その続編として今月出版される『アートの入り口 [ヨーロッパ編]』でもその独特の視点や軽快な文章は健在で、マティスやデュシャンなどのアーティスト、そしてフランスや東欧の写真家やトーマス・ルフなどを含むドイツの写真家たちに関して河内さんならではのセレクションになっています。
今回のトークイベントは、新刊のヨーロッパ編の内容を反映させながら、モダンアートや写真への道先案内人的なトークイベントを行います。また、このトークに参加された方には特別価格(通常¥1,800のところを¥1,300円)で販売し、トーク終了後にサイン会も行います。
河内タカ(かわち たか)
高校卒業後サンフランシスコのアートカレッジへ留学。卒業後、