日時:12月21日(日)15:00-16:00(受付開始時間 14:45)
会場:東京都現代美術館 EVENT SPACE(1F ミュージアムショップ横)
料金:無料(要当日有効のTABF入場券)
※11月20日(木)12:00よりTABF入場券を販売開始いたします。そちらのご予約も必須となりますのでご注意ください。
言語:日本語

 

登壇者:出原日向子(盆地Edition) × 江尻悠介(編集者) × 砂山太一(アーティスト、プログラマー) × 中島佑介(POST)

 

建物が土地に縛られるのに対して、本は世界中へ流通します。この特徴を意識したのがル・コルビュジエ以降の近代の建築家で、書物は「メディアとしての建築」「紙上の建築」などと呼ばれてきました。そのため、建築と書物は相性がよく、設計行為と編集行為が重ねて語られることもあります。
建築書は書物というメディアをフルに活用します。紙の種類や綴じ方といった造本、図版と文章のレイアウトなど、書籍全体を通して内容を表現していきます。最近では建築家が自費出版でつくる実験的な書物も注目を集めています。
本イベントでは、ジャンルとしての建築書だけでなくさまざまな本を取り上げながら、「建築的な本とは何か」「建築的な本のつくり方とは何か」を探ります。

 

イベント事前予約:https://peatix.com/event/4637220/view
(※外部サイトに切り替わります)
※11月20日(木)12:00より本イベントの予約受付を開始いたします。
※席数に限りがあるため、事前予約をお勧めいたします。
※席に余裕がある場合は、当日受付あり。

 


 

 

Hinako Izuhara | 出原日向子
1989年生まれ。編集者。京都工芸繊維大学卒業、東北大学大学院修了。建築・都市・生活を軸にした編集活動を行う。スモールパブリッシングやZINEを扱う出版レーベル盆地Editionを主宰。主な編集書に板坂留五『半麦ハットから』、湯浅良介『PATH』、元木大輔『工夫の連続──ストレンジDIYマニュアル』、レスリー・カーン『フェミニスト・シティ』、重永瞬『Y字路はなぜ生まれるのか?』。

 

 

 

 

Yusuke Ejiri | 江尻悠介
1996年生まれ。編集者。早稲田大学大学院修了(建築学)。アートプロジェクトのコーディネーターなどを経て、2023年より建築・デザインを専門とする鹿島出版会で書籍の編集や展覧会の運営を行う。担当書に『建築書の解剖学』、『建築の物質性』など。近年は出版芸術工房としてアーティストブックの研究も行う。

Photo: Shotaro Tamura

 

 

 

 

Taichi Sunayama | 砂山太一
砂木共同代表。アーティスト/プログラマー。京都市立芸術大学美術学部総合芸術学科准教授(芸術学研究室)。情報性と物質性を切り口に、芸術表現領域における企画・批評・作品制作を行う。主な活動に、「第17回・第19回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」日本館展示への参加、「新建築社 小豆島ハウスプロジェクト」の企画・設計、「TOKYO ART BOOK FAIR」オンライン会場デザイン(2020・2021)などがある。

 

 

 

 

Yusuke Nakajima | 中島佑介
2005年に古書店「limArt」をスタート、2011年アートブックショップ「POST」をオープン。2015年からTokyo Art Book Fairのディレクターを務める。