トークイベント:「アートブックから読み解く、ブラジルの現在」

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日時:9月16日(金)17:30-18:30

登壇者:ビア・ビテンクール(「Feira Plana」ディレクター)

参加費:無料

 

【チケット予約制】入場無料
ご予約はこちらより:http://ptix.co/2cinAGc
(※外部サイトに切り替わります)
※当日受付も可能ですが、席数に限りがあるため事前予約をお勧めいたします。

 

THE TOKYO ART BOOK FAIR 2016の「ゲストカントリー」として、大々的にフィーチャーするのはブラジル。サンパウロで開かれる南米最大のアートブックフェア「Feira Plana」には150組ものブックメイカーたちが会するなど、盛り上がりをみせる熱いシーンをご紹介するために「Feira Plana」ディレクターのビア・ビテンクール、15組の出版社やアーティストが地球の裏側から来日します。

 

ブラジルではトラックが最も重要な運送手段といわれており、広大な土地に動脈のように張り巡らされた道路の上を大豆やスニーカー、テレビなどを乗せたトラックが行き交っています。物流によって道路が切り開かれ、コミュニケーションが生まれるーーそうやってブラジルという国は活動しているのです。ビテンクールがキュレーションする展示「Estrada: Sentimental Selection」では、トラックの帆に使われていた真っ赤な布の上にブラジルの政治的な問題に関するイメージや言葉が収録された本たちが並びます。来場者の方々は、その帆の上を歩きながら、それらの本を手にとってご覧いただくことができます。歩みを進めるごとに、カーニバルやサンバといった典型的なイメージとは一線を画す、現代のブラジルの姿が立ち上がってくることでしょう。

 

このたびは、「ゲストカントリー」関連企画として、ブラジルのアートブックシーンを牽引するビアンクールが、「Estrada: Sentimental Selection」展を軸にブラジルの社会情勢や出版事情についてお話しします。アートブックを通して、ブラジルのいまを知ることができる貴重な機会。フェアの見どころのひとつをより楽しんでいただくためにも、ぜひお見逃しなく!