日時:12月13日(土)12:30-13:15(受付開始時間 12:15)
会場:東京都現代美術館 EVENT SPACE(1F ミュージアムショップ横)
料金:無料(要当日有効のTABF入場券)
※11月20日(木)12:00よりTABF入場券を販売開始いたします。そちらのご予約も必須となりますのでご注意ください。
言語:日本語/英語

 

登壇者:Emanuele De Donno(Viaindustriaeの創設者、建築家)

 

1966年から1977年にかけてのイタリアでは、社会・芸術・政治の各分野における変革を求める運動の中から、多様で自主的な出版活動が活発に展開されました。学生運動や労働者のストライキ、急進的な運動の台頭、大学や工場の占拠など、激しい社会的・政治的闘争が繰り広げられたこの時代において、印刷メディアは運動の主張や要求を広める重要な役割を担うと同時に、新たな視覚的・芸術的表現を模索する実験の場ともなっていました。
イタリアの出版社Viaindustriaeとa+mbookstoreが刊行した『YES YES YES Revolutionary Press in Italy 1966-1977』には、この激動の時代に生まれた600点以上の印刷物──新聞、雑誌、ガリ版(謄写版)による出版物、会報誌、パンフレット、一回限りで発行された付録や別冊など──が収録されています。
TOKYO ART BOOK FAIRでは、本書に掲載された豊富なアーカイヴの中から厳選した資料を展示します。トークイベントには、出版を手掛けたViaindustriaeのEmanuele De Donnoを迎え、当時の社会的背景をひもときながら、政治・思想・カウンターカルチャーと結びついた印刷物とその表現の多様性を紹介します。

 

イベント事前予約:https://peatix.com/event/4650158/view
(※外部サイトに切り替わります)
※11月20日(木)12:00より本イベントの予約受付を開始いたします。
※席数に限りがあるため、事前予約をお勧めいたします。
※席に余裕がある場合は、当日受付あり。

 


 

 

Emanuele De Donno|エマヌエーレ・デ・ドンノ
1969年、イタリア・ペルージャ県のフォリーニョ生まれ。建築家。2005年に、アートリサーチ、出版、ソーシャルデザインの推進を目的とする文化組織兼出版社Viaindustriaeを設立。展覧会の構成や書籍、サイトスペシフィックなインスタレーション、パフォーマンスのデザインおよびキュレーションを手掛けている。

主に出版を研究しており、建築・美術・風景のあいだに生まれる相互作用の可能性を探るとともに、クリティカル・デザインやアンダーグラウンド出版物にも関心を寄せている。これまでに、長谷川逸子、Tania Bruguera、A Constructed World、Raqs Media Collective、What, How & for Whom、Chto Delatといった多くの芸術家・建築家と実りある協働を重ねてきた。
Web:https://viaindustriae.it/en