日時:11月24日(金)17:00-18:30(受付16:50)
会場:東京都現代美術館 講堂
料金:無料(要当日有効のTABF入場券)
ゲスト:ミンディ・セウ
コメンテーター:近藤銀河
モデレーター:谷川果菜絵、小宮りさ麻吏奈 (FAQ?)
通訳:水野響
企画:FAQ? 主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、協力:一般社団法人 東京アートブックフェア、水品マミ
デザイナー、教授、研究者、テクノロジストであるミンディ・セウ氏が2019年より構築し更新を続けているサイバーフェミニズムに関する30年間のオンラインアーカイブプロジェクト「サイバーフェミニズム インデックス」。2023年1月に、このプロジェクトの2020年までのインデックスと論考が608ページに及ぶ辞書のようなボリュームで書籍化されました。
本プロジェクトの企画者であるミンディ・セウ氏を迎え、交換日記を主体としたリサーチプラットフォームFAQ?(小宮りさ麻吏奈、谷川果菜絵)進行のもと、コメンタリーとして女性同性愛表象の研究者、アーティストであり、フェミニズムやクィアの観点からゲームなどサブカルチャー論考を発表している近藤銀河氏とディスカッションを行います。フェミニズムとクィアにとってのサイバースペース、サイバースペースにおけるアートやアクティビズムとコミュニティのアーカイブ、それらを本やZINEとして形にすることについてお話します。(日英逐次通訳有り)
イベント事前予約:https://peatix.com/event/3759478/view (※外部サイトに切り替わります)
※席数に限りがあるため、事前予約をお勧めいたします。
※席に余裕がある場合は、当日受付あり。
【お申込み前にご確認ください】
TOKYO ART BOOK FAIRの来場者のみ、こちらのイベントにご参加いただけます。
TABFの入場チケットをご購入の上、本イベントをご予約ください。
登壇者プロフィール:
art direction by Laura Coombs, photography by Harry Griffin.
ミンディ・セウ
ミンディ・セウ(1991年カリフォルニア生まれ)は、ニューヨークを拠点に活動するデザイナー、テクノロジスト。アーカイヴ・プロジェクト、テクノクリティカルな執筆活動、パフォーマティブなレクチャー、デザイン依頼、緊密なコラボレーションなど、活動の幅を広げている。最新の執筆活動では、フェミニスト経済、メタバースの歴史的先駆者、インターネットの物質性について調査している。現在進行中の「サイバーフェミニズム・インデックス」は、30年にわたるオンライン・アクティヴィズムとネット・アートを集めたもので、ライゾームの委託を受け、ニュー・ミュージアムで展示され、グラハム財団の助成金を授与された。文化機関(バービカン・センター、ニュー・ミュージアム)、学術機関(コロンビア大学、セントラル・セント・マーチンズ)、主流プラットフォーム(Pornhub、SSENSE、Google)で国際的に講演を行い、マクダウェル、Sitterwerk Foundation、Pioneer Works、Internet Archiveでレジデントを務める。サーペンタイン・ギャラリー、カナディアン・センター・フォー・アーキテクチャー、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボのプロジェクトに参加。彼女の作品はFrieze、Dazed、Gagosian Quarterly、Brooklyn Rail、i-Dなどで紹介されている。ハーバード大学大学院でデザイン修士号、カリフォルニア大学ロサンゼルス校でデザイン・メディア・アートの学士号を取得。現在、ラトガース・メイソン・グロス芸術大学助教授、イェール大学芸術学部批評家。
https://www.instagram.com/mindyseu/
近藤銀河
1992年、日本で生まれる。アーティスト、ライター、研究者、パンセクシャル、車いすユーザー。 彼女は主に女性同性愛と美術の関係をテーマに研究を行い、作品を発表している。作品では3Dプリンタや、CG映像、そしてVRなどを用いて、マイノリティと歴史の関係を問うている。ライターとしてフェミニズム、クィアの観点からサブカルチャーに関する論考を雑誌、ウェブメディアなどに多数寄稿。 共著に『われらはすでに共にある: 反トランス差別ブックレット』(現代書館、2023)などがある。 Wezzyにて「フェミニスト、ゲームやってる」連載中。
https://gingakondo.wordpress.com/
FAQ? (エフ・エー・キュー)
F...figure, feminism, feeling…?
A...art, alternative, affirmative…?
Q...queer, questioning, qualia…?
その周辺、その時の関心や疑問をトピックとした記述を書き綴る、エッセイのようなコラムのような、とりとめもない交換日記から始めるネットワーク。 谷川果菜絵(MES、NEON BOOK CLUB)と小宮りさ麻吏奈の2人によって2021年に始動。 交換日記のほか、イベントや企画なども行う。これまでの参加に「Radical Guidebooks To Our Futures」での交換日記(2023)、「Stilllive Studies」での溝口彰子、小林勇輝とのトーク(2023)、「カルチュラル・タイフーン2022」での《Dear Tari》オンライン上映とトーク(2022)、「熟睡 SLEEP IN TOKYO, daydream」でのスクリーニングプログラム(2022)がある。
WEB SITE https://www.faq-circle.com/
Instagram https://www.instagram.com/faq.circle/