日時:12月20日(土)13:15-14:15(受付開始時間13:00)
会場:東京都現代美術館 EVENT SPACE(1F ミュージアムショップ横)
料金:無料(要当日有効のTABF入場券)
※11月20日(木)12:00よりTABF入場券を販売開始いたします。そちらのご予約も必須となりますのでご注意ください。
言語:日本語/中国語(マンダリン)

 

登壇者:Lin Haodong(Stasis Space) × Ge Ruijing(cuspdot) × Zhou Yue(OneiroSpace/abC) × Wang Yiwei(Group PiáoPiāo)

 

今回のトークでは、中国本土でインディペンデント・アートスペースを運営する3名と、異なる文脈からの視点を提供するパリ拠点のディアスポラ系クィアコレクティブ、Group PiáoPiāoのメンバーが集まり、ディスカッションを行います。北京のStasis Space とOneiroSpace/abC(art book in China)、杭州のcuspdot、そしてGroup PiáoPiāoの創設者・運営者たちが登壇し、中国本土におけるインディペンデント・アートスペースの現状を紹介します。
出版は、今回登壇する4組にとって活動の核となる要素です。それぞれの現場で培った知見をもとに、運営体制や自発的な仕組みづくりにおける独自の取り組みや直面してきた課題を共有します。
さまざまな課題に直面する中で、各スペースはどのような試みを行っているのでしょうか。拠点から活動が切り離されたとき、小規模な組織はどのように活力を維持しているのでしょうか。スペースは、公共と個人の間にどのような関係を築くのでしょうか。小規模に展開される出版形態(未綴じのセットやモジュール形式のインサート、ダウンロード版など)は、こうした取り組みをどのように支え、あるいは制約するのでしょうか。
実践から概念へと視点を移し、現状において「オルタナティヴ性」がいかに展開し、変容しているのかを考えます。

 

イベント事前予約:https://peatix.com/event/4637180/view
(※外部サイトに切り替わります)
※11月20日(木)12:00より本イベントの予約受付を開始いたします。
※席数に限りがあるため、事前予約をお勧めいたします。
※席に余裕がある場合は、当日受付あり。

 


 

 

Lin Haodong|リン・ハオドン
Lin Haodongは、Stasis Spaceの創設者であり、イメージ表現を軸とした作家活動に取り組みながら本の出版も行っている。復旦大学で哲学を専攻し、中国・杭州を拠点に活動。長年にわたる移動生活と哲学研究を背景に、主観性や公共空間における個人の経験といったテーマへ関心を深めてきた。彼の写真作品は「Paper Journal」、「Phroom」、「Fisheye」、「嘉栄志」、「IMA」、「Same Paper」、「Photography of China」などの媒体で紹介された。また、彼が出版したアーティストブック『Youth Practice Handbook』(2023)は、メトロポリタン美術館の図書館およびアジア・アート・アーカイヴに収蔵されている。

Web:https://stasisspace.org/

 

 

 

 

Ge Ruijing|グー・ルイジン
杭州にある非営利スペースCuspdotのスタッフ(o^^o)。Cuspdotでは、展覧会やワークショップ、その他さまざまなイベントを開催している。

Web:https://cusphangzhou.cargo.site

 

 

 

 

Zhou Yue|ジョウ・ユエ
art book in China/abC Art Book Fairの創設者兼ディレクター。彼女は以前abCチームと共に、北京で独立系書店兼アートスペースのOneiroSpaceを運営していた。また、アーティストや音楽家としても活動している。

Web:https://a-b-c.work/

 

 

 

 

Wang Yiwei|ワン・イーウェイ
四川とパリを拠点に活動するアーティスト。作品〈Episodic Murmuring〉などを手掛けるほか、Group PiáoPiāoを創設し、その運営にも携わっている。都市空間や地域の記憶、日常的な経験から着想を得て、ゲーム、版画、拓本など多様なメディアを通じて、個人と社会の複雑な関わりを探求する作品を制作している。さらに、参加型アートにも取り組んでおり、ワークショップは記憶や地域性、人と人との繋がりといったテーマを広げていくための重要な手段となっている。

Instagram: https://www.instagram.com/group_piaopiao/