TABFでは、2015年からひとつの国や地域に焦点を当て出版文化を紹介する「Guest Country」という企画を行っています。これまでにスイス、ブラジル、アジア(中国、韓国、台湾、シンガポール)、アメリカ、オランダ、フランス、北欧5カ国(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、アイスランド)を特集しました。
第8回「Guest Country」では、ドイツをフィーチャーいたします。1450年代にグーテンベルク印刷機が誕生し、高い印刷技術や真摯なものづくりを誇る同国は、現代アートの豊かな土壌があり、革新的な表現やカルチャー、多様なコミュニティを寛容に受け入れてきた側面も持ち合わせています。TABFでは複数の展示を通して、決して一括りにはできない、多様性に富んだドイツのアート出版のランドスケープを探求します。