日時:7月13日(土)17:30-18:45 (受付開始 17:15) 入場料:1,000円
登壇者:デイヴィッド・シニア(サンフランシスコ近代美術館図書館及びアーカイブの責任者)
【チケット予約制】入場料1,000円
ご予約はこちらより:http://ptix.at/QaZVdk
(※外部サイトに切り替わります)
※当日受付も可能ですが、席数に限りがあるため事前予約をお勧めいたします。
TOKYO ART BOOK FAIR 2019では、ひとつの国の出版文化にフォーカスし、その魅力を紐解く企画「GUEST COUNTRY」においてアメリカを特集します。その関連企画として、サンフランシスコ近代美術館(SFMoMA)図書館及びアーカイブの責任者であるデイヴィッド・シニアによるトークを開催いたします。
本トークでは、近年におけるアメリカのインディペンデントアート出版を形づくってきたアーティストやデザイナーによる様々な出版プロジェクトについて議論します。ここ10年に焦点を当て、シニアが手がけた前職であるニューヨーク近代美術館(MoMA)や現職のSFMoMAでの仕事、そしてNew York Art Book Fair、同フェアを主催する非営利の書店Printed Matterとのコラボレーションを通した、ここ10年におけるコレクションや出版社とのコラボレーション、そして最近のインディペンデント出版シーンにおいて浮かび上がってきたいくつかのテーマについて言及します。
紙媒体の置かれる環境は、この10年余りで大きく変化しましたが、アーティストやデザイナーにとって、印刷物は新たな作品とコミュニケーションをとり、アートを生み出す生産的なプラットフォームになり得ることを様々な事例を織り交ぜながらお話します。
デイヴィッド・シニア(David Senior)
サンフランシスコ近代美術館(MoMA)図書館及びアーカイブの責任者。アーティストブック、現代美術やデザインにまつわる書籍についてのレクチャーをたびたび開催する。以前は、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の図書館司書を勤め、「THE ELECTRO-LIBRARY」 (2016)、「Ray Johnson Designs」(2014),「Please Come to the Show」 (2013)、「Millennium Magazines」 (2012)、「Access to Tools: Publications from the Whole Earth Catalog, 1968–74」 (2011)など多数の展覧会を企画した。2014年には、展覧会の招待状やフライヤーなどのエフェメラを展示した「Please Come to the Show」の図録をOccasional Papersから刊行。過去11年間にわたりNew York Art Book Fair、そして最近ではLA Art Book FairとPrinted Matterが主催する二つのアートブックフェアのイベントプログラム「The Classroom」の企画を担当し、これまでにアーティスト、デザイナー、出版社による、100以上のトーク、パフォーマンス、ワークショプを行っている。現在は、Inventory PressとRite Editionsから刊行予定のブックディーラー、スティーブン・リーラーについての書籍を編集中。Primary InformationのYale Unionのボード・オブ・ディレクターの一員を務める。