日時:7月14日(日)15:00 – 16:00(受付開始 14:45)
場所:ホワイエ(1F)
【チケット予約制】入場無料
ご予約はこちらより:http://ptix.at/KSfKBB
(※外部サイトに切り替わります)
※当日受付も可能ですが、席数に限りがあるため事前予約をお勧めいたします。
オランダを拠点として活動しているアーティスト桑原真理子によるアーティストトーク。
明治初期から炭鉱の町として栄えた北海道の夕張。ここでは、元々休憩中に暇を持て余していた一部の器用な炭鉱員が、坑内で石炭を使って細工をしていました。80年代後半に閉山が決まると、一気に炭鉱員たちの中で石炭細工作りが広まります。飲食店や人々の玄関先に飾られている石炭細工は、かつて町の栄光の象徴でしたが、今ではヒビ割れ、その様子は限界自治体となった現在の町を物語っています。
2017年の冬にこの町を訪れた桑原真理子は、初めて入ったラーメン屋で丸い形をした石炭細工を店主夫妻から譲り受け、これをきっかけに、町に残っている黒い玉を探す日々が始まります。1ヶ月の滞在中に、石炭細工を通して見えた町の様子をユーモア溢れる文章と写真で記録し、『バーニング・ラブ』として一冊にまとめました。『石屋さん』に続く、石プロジェクト第二弾。本トークではバーニング・ラブの制作過程のエピソードをたっぷりとお話します。
*トーク後に、『バーニング・ラブ』のサイン会を同会場で行います。
後援:オランダ王国大使館
【プロフィール】
桑原真理子
アムステルダム在住のアーティスト。東京都生まれ。 父が日本人、母がオランダ人。19歳の時にオランダへ渡る。2011年、ヘリット・リートフェルト・アカデミー(アムステルダム)、グラフィックデザイン科卒業。特定のグループに属する人々との対話を元に、ドキュメンタリー形式の出版物、映像作品を制作している。
桑原真理子『バーニング・ラブ』
デザイン:樋口歩
仕様:175 x 115mm/ソフトカバー/104P
言語:日本語/英語
定価: 2,400円+税
ISBN978-4-907562-18-2 C0070
Edition. 500
出版社:torch press