日時:11月23日(木・祝)18:00 - 18:50

会場:東京都現代美術館 サンクンガーデン

料金:無料(要当日有効のTABF入場券)

TABFチケット購入はこちら→https://artsticker.page.link/TABF2023

※想定以上の混雑となった場合は、入場制限がかかる可能性がございます

 

原田郁子の15年ぶりのソロアルバム『いま』と、谷川俊太郎の詩に、川内倫子が写真を合わせた写真絵本『いまここ』の発売を記念して、原田のソロパフォーマンスに加え、楽曲「いまここ」のために川内が編集した映像とのコラボレーション、そして2人のトークを行います。

今年6月に発売された「いま」は、2008年以来、15年ぶり、通算4作目となる原田のソロアルバム。コロナ以降、本格的に始めた宅録をベースに、ほぼすべての楽曲を自宅で制作、録音し、アルバム全体にプライベートで、親密な空気が宿っています。このアルバムの核をなす新曲「いまここ」は、0歳から91歳までの声、谷川自身の朗読、呼吸音、心音、rei harakamiのサウンドをフューチャーした11分半におよぶ大作となります。楽曲制作時に原田が川内の写真展「M/E 球体の上 無限の連なり」を訪れたことから、「本」としてのプロジェクトが動き出しました。言葉と写真が呼応するように川内自身が構成した写真絵本『いまここ』では、アートディレクター・サイトヲヒデユキのデザインによって、言葉自体もリズムを持ちながらページが流れていきます。自分の存在について問いながらも、さまざまな受け取り方ができる「いまここ」という根源的な詩。包まれるような囁きを聞きながら、深く遠くまで浸ることができる楽曲「いまここ」と連なり合う、言葉と写真で紡がれる『いまここ』の扉が開かれます。

TOKYO ART BOOK FAIRで実現したライブでは、楽曲、本とはまた異なる「いまここ」の歌と映像のコラボレーションをぜひ体験してみてください。

 

出演者:原田郁子 with 川内倫子

 

原田郁子|Ikuko Harada

1975年福岡生まれ。1995年にミト、伊藤大助と3ピースバンド「クラムボン」を結成。歌と鍵盤を担当。1999年にシングル「はなれ ばなれ」でデビュー。バンド活動と並行して、ソロ活動、さまざまなミュージシャンとの共演、共作、舞台音楽、CM歌唱、ナレーション、歌詞提供、執筆、ドローイングなど、活動は多岐に渡る。2004年にソロ・アルバム『ピアノ』、2008年に『気配と余韻』『ケモノと魔法』『銀河』を発表。2010年に吉祥寺「キチム」の立ち上げに携わる。2023年、クラムボンがニューアルバム『添春編』リリース。15年ぶりのソロ・アルバム『いま』をリリース。

 

共催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館、一般社団法人 東京アートブックフェア