日時:2017年10月6日(金)16:00~17:30 入場無料

登壇者:

川内倫子(写真家)

キム・ジョンウン(IANNBOOKS)

網野奈央(torch press)

Presented by IANN BOOKS

 

【チケット予約制】入場無料
ご予約はこちらより:http://ptix.co/2weuEe7
(※外部サイトに切り替わります)
※当日受付も可能ですが、席数に限りがあるため事前予約をお勧めいたします。

 

ソウルを拠点とするIANNBOOKSでは、これまでに写真雑誌『IANN』や数々の写真家の写真集を手がけてきました。作家とのコラボレーションは、韓国だけではなく、アジア、そして世界へ広がっています。国際的な交流を体現すべく、写真家ベク・スンウ(Seung Woo Back)と川内倫子による写真集『Composition No.1』をこの度刊行しました。今後、「Composition」シリーズとして、二人の写真家が共同作業で行なう写真集を出版予定です。

 

『Composition No.1』はLG電子スマートフォンとのアート・コラボレーションの一環としてスタートしました。携帯電話カメラで自分だけの写真世界を具現し、写真の更なる可能性を実験するグローバル企業コラボレーションです。ベク・スンウ、川内倫子、水谷吉法、イーシェン・チェンが共にし、彼らの写真作業と紹介は全てLG電子が新規ロンチングしたクリエイティブ・チャンネル「Graphy(lg-graphy.com)」を通して見ることができます。

 

また写真雑誌『IANN』の格として、アジアの写真シーンを繋ぎ、シーン全体をこれから築くということを役割のひとつとして掲げています。12月には、ソウルに新しくブックショップ兼ギャラリーをオープンし、写真を思考するリアルな場としても活動していきます。アジアには、各国から優れた若い才能が生まれつつあります。これまで、アジアの写真は欧米からの評価が基軸になってきましたが、そのようなシーンから、これから何ができるのか、そして何をすべきかを、写真雑誌『IANN』を初期から共同で制作してきたtorch pressの網野奈央とともに話し合います。

 

ここでは、IANNBOOKSの軌跡を紹介するとともに、これからアジアというサークルで何かできるかを語り合います。そして世界的に活躍する写真家、川内倫子をゲストにIANNBOOKSの最新刊『Composition No.1』の紹介や、IANNBOOKSのこれからの展望について話します。

 

*トークイベントのあと、川内倫子による『Composition No.1』のサイン会を行ないます。

 

 

<プロフィール>

川内倫子(かわうちりんこ)

1972年、滋賀県生まれ。2002年『うたたね』『花火』で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。個展・グループ展は国内外で多数。主な個展に、「AILA + Cui Cui + the eyes, the ears, カルティエ財団美術館(05年・パリ)、「照度 あめつち 影を見る」東京都写真美術館(12年)、「川が私を受け入れてくれた」熊本市現代美術館(16年)などがある。国際写真賞「プリピクテ」の最終候補に選出され、V&A美術館(ロンドン)を皮切りに世界巡回するグループ展に参加。新作写真集『Halo』をAperture(日本語版はHeHe)より出版。

 

キム・ジョンウン(Jeong Eun Kim)

韓国を拠点とするインディペンデントキュレーター、IANNBOOKS創設者兼編集長。コンテンポラリー写真雑誌『IANN』を創刊、多数の写真集を出版している。「Daegu Photo Biennale 2012」チーフコーディネーターや「Seoul Photo Festival 2010」のキュレーターといった、写真のフィールドで広範囲に活動する。現在は都市や空間リサーチを基盤とするアートプロジェクトの展示企画/出版にも携わっている。またKaywon University of Art and Designで教鞭を執る。

 

網野奈央(あみのなお)

1980年、神戸市出身。2003年、お茶の水女子大学生活科学部卒業。出版社リトルモア、フォイルでアートブックの編集に携わったのち、2011年よりフリーランス。2012年から写真雑誌『IMA』の創刊より編集に携わる。2013年より自身のレーベルtorch pressをスタート。現在はアートブックの編集の他、アーティストのマネジメント、展覧会やイベントの企画、雑誌での執筆など多角的に活動を行なっている。