カルチャーセンターとは、東京を拠点とする20〜30代の写真家、渡辺聖子、宇田川直寛、築山礁太、中野泰輔、横田大輔が、それぞれの活動がゆるやかに交差し、発表の場となるプラットフォームを目指して結成したコレクティブ。「Boring Books 退屈な本」と題された本展では、複製や流通が可能、ひとつの主題のもとに編集されるべきといった本に対する固定概念から解放された、本のあり方を探求します。

 

「本とはなにか?という正しい方向性を言葉で述べて、それと違う作品を提示しているのか(わかっていて嘘をついてる)

本でないものとはなにか?と述べて、同じ方向の作品を展示するのか(言葉がある必要性がない、もしくは作品がある必要性はない)

この二つ以外の方向性で言説が必要な抜け道ないですかね??

それでいてコンセプトが伝わるというのからギリギリ離れない程度の……」

 

 彼らの作品を本ととらえるのか、とらえないのか? その問いが、新たな写真集のかたちを生み出すでしょう。

 

Culture Centre(カルチャーセンター)

カルチャーセンターは若手作家を主体とし、それぞれの作家の活動の発表や流通のプラットフォームの一端になることを目指しています。カルチャーセンターはゆるいつながりを持った個人同士のネットワークであり、そこには定義化するステートメントや中心となるようなプロパガンダは今のところありません。緩やかに個々同士が変則的に結びつき、カルチャーセンターとして行為を行う、あるいは、個々人の勝手な活動がカルチャーセンターを通り過ぎながら行われる、そんな繋がりを目指しています。

 

参加メンバー

渡辺聖子 1980年生まれ 神奈川拠点 写真・インスタレーション

宇田川直寛 1981生まれ 東京拠点 写真・インスタレーション

築山礁太 1997生まれ 東京拠点 写真 インスタレーション

中野泰輔 1994生まれ 東京拠点 写真 インスタレーション

横田大輔 1983生まれ 東京拠点 写真・インスタレーション