日時:10月29日(土)14:00 – 15:30 (受付開始 13:40)

会場:東京都現代美術館 講堂

入場:1,000円(税込)

登壇者:川内倫子(写真家)x 中山英之(建築家)x 須山悠里(デザイナー)

 

モデレーター:瀧上華(東京オペラシティ アートギャラリー キュレーター)

ご予約はこちらより:https://peatix.com/event/3386155/view
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※当日受付も可能ですが、席数に限りがあるため事前予約をお勧めいたします。

 

2022月10月8日(土)〜12月18日(日)、東京オペラシティ アートギャラリーにて国内では6年ぶりとなる大規模な個展〈M/E〉を開催する川内倫子。ここ10年の活動に焦点を当てる本展のタイトルは、展覧会のメインとなる新しいシリーズです。〈M/E〉とは、「母(Mother)」、「地球(Earth)」の頭文字であり、続けて読むと「母なる大地(Mother Earth)」、そして「私(Me)」でもあります。本展で展示されるアイスランドの火山や流氷の姿や北海道の雪景色と、コロナ禍で撮影された日常の風景とは、一見するとかけ離れた無関係のものに思えますが、どちらもわたしたちの住む地球の上でおこっており、川内の写真はそこにある繋がりを意識させます。人間の命の営みや自然との関係についてあらためて問い直す機会となる展示は見逃せません。

本トークでは、川内による新作にまつわる話のほか、〈M/E〉展の会場構成を手がけた建築家の中山英之、図録のアートディレクション及びデザインを担当した須山悠里もお招きし、写真作品を空間と紙媒体に落としこむプロセスについて語り合います。

トーク終了後は、アーティストによるサイン会も開催予定です。

 

 

 

登壇者プロフィール

 

 

川内倫子/写真家

72年滋賀県に生まれる。2002年『うたたね』『花火』(リトルモア刊) の2冊で第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。著作は他に『AILA』(05年)、『the eyes, the ears,』『Cui Cui』(共に05年)、『Illuminance』(11年、改訂版21年)、『あめつち』(13年)などがある。09年にICP(International Center of Photography)主催の第25回インフィニティ賞芸術部門受賞、13年に芸術選奨文部科学大臣新人賞(2012年度)を受賞。主な国内での個展は、「Cui Cui」(08年・ヴァンジ彫刻庭園美術館)、「照度 あめつち 影を見る」(12年・東京都写真美術館)、「川が私を受け入れてくれた」(16年・熊本市現代美術館)ほか多数。近刊に写真集『Des oiseaux』『Illuminance: The Tenth Anniversary Edition』『やまなみ』『橙が実るまで』(田尻久子との共著)がある。

 

Photo: Takashi Kato

 

中山英之/建築家

1972年福岡県生まれ。東京藝術大学美術学部建築科卒業。同大学院修士課程修了。伊東豊雄建築設計事務所勤務を経て、2007年中山英之建築設計事務所を設立。現在、東京藝術大学准教授。主な受賞にSD Review鹿島賞、第23回吉岡賞、Red Dot Design Award、JIA新人賞、グッドデザイン賞金賞、日本仕上学会賞など。主な建築作品に「2004」、「O邸」、「家と道」、「石の島の石」、「弦と弧」など。最近の著書に『中山英之|1/1000000000』、『,and then 5 films of 5 architectures 建築のそれからにまつわる5 本の映画 中山英之』がある。

 

Photo: Anders Edström

 

須山悠里/デザイナー

1983年生まれ。近年の主な仕事に、エレン・フライス『エレンの日記』(アダチプレス)、鈴木理策『知覚の感光板』(赤々舎)、潮田登久子『マイハズバンド』(torch press)、『ゲルハルト・リヒター』(青幻舎)、『李禹煥』(平凡社)の装幀。「マーク・マンダース―マーク・マンダースの不在」(東京都現代美術館)、「東日本大震災10年 あかし testaments」(青森県立美術館)、「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」(オペラシティアートギャラリー)、「野口里佳 不思議な力」(東京都写真美術館)、「ゲルハルト・リヒター」(豊田市美術館)のデザインなど。

 

 

瀧上華/キュレーター

1985年生まれ。東京オペラシティ アートギャラリーキュレーター。国立新美術 館アソシエイト・キュレーター、香川県立ミュージアム学芸員を経て現職。「川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり」展の企画担当。

 

 

INFORMATION
川内倫子:M/E 球体の上 無限の連なり
2022月10月8日(土) – 12月18日(日) 東京オペラシティ アートギャラリー

https://www.operacity.jp/ag/exh255/

2023年1月21(土)- 3月26日(日) 滋賀県立美術館
https://www.shigamuseum.jp/exhibitions/4045/

 

*ご購入後、お客様のご都合によるキャンセル、返金は原則いたしかねます。あらかじめ、入場に関するご説明をご確認ください。

 

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