ミヤギフトシ『ディスタント』刊行記念サイン会

4月11日(木)19:15 〜 20:00(20:15〜22:30)
会場:B3
*予約不要

 

19:15-19:30 ミヤギフトシ & 川島小鳥 ミニトーク 
19:30-20:00 サイン会 
20:15-22:30 歓談 @B4 

 

現代美術作家ミヤギフトシによる小説集『ディスタント』の刊行記念サイン会を開催します。『ディスタント』は『文藝』(河出書房新社)誌上にて、2017年から18年にかけて掲載された「アメリカの風景」、「暗闇を見る」、「ストレンジャー」の中編三作をブラッシュアップして収録したミヤギにとって初となる小説集。会場では『ディスタント』を先行販売するほか、ミヤギがNY時代に発表したジン「Strangers vol.1」「Strangers vol.2」のセカンドエディションも限定数販売します。サイン会後も引き続き B4 BEER to GO にて歓談の場を設けます。

 

<プロフィール>
ミヤギフトシ
1981年、沖縄県生まれ。2005年、ニューヨーク市立大学卒業。
現代アーティストとしてのおもな個展に「How Many Nights」(ギャラリー小柳、2017年)、「American Boyfriend: Bodies of Water」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、2014年)など。自身の記憶や体験に向き合いながら、国籍や人種、アイデンティティといった主題について、映像、オブジェ、写真など、多様な形態で作品を発表。本書がはじめての小説作品となる。

川島小鳥

写真家。1980年生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業後、沼田元氣氏に師事。写真集に『BABY BABY』(2007)、『未来ちゃん』(2011)、『明星』(2014)、谷川俊太郎との共著『おやすみ神たち』(2014)、『ファーストアルバム』(2016)、台南ガイドブック『愛の台南』(2017)。
第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞。

 

<書籍情報>
ディスタント
ミヤギフトシ 著
河出書房新社 刊
定価:1800円+税 / 288ページ

 

著者が現代美術作品として実践し話題となっている「American Boyfriend」を小説化。メロドラマの物語骨子を用いつつ、アメリカで触れたクィア・カルチャー、沖縄出身者としての日本(とアメリカのポストコロニアルな関係)、音楽・ゲーム・美術・文学の引用などが、瑞々しくもせつない文体によって奇跡的なバランスでミックスされる、まったく新しい青春小説の傑作。