日時:10月29日(土)16:30 – 18:00 (受付開始 16:10)

会場:東京都現代美術館 講堂

入場:無料

 

登壇者:ブルーノ・マイラーグ(Yvon Lambert)、セヴリーン・バスクエー & サミー・ステイン(『LAGONG』)、チボ・ショエ(CLASIC Paris)、エミリー・ラウリオラ(Sasori books)

 

ご予約はこちらより:https://peatix.com/event/3398779/view
(※外部サイトに切り替わります)
※当日受付も可能ですが、席数に限りがあるため事前予約をお勧めいたします。

 

TOKYO ART BOOK FAIR 2022がフィーチャーする「Guest Country」は、フランスです。本トークの登壇者は、「Guest Country」関連の展示にも参加いただくアートブックのスペシャリストたちになります。

 

最初の登壇者は、Yvon Lambert Bookshopのマネージャー、ブルーノ・マイラーグです。1967年に設立したYvon Lambertは、フランスにおけるアートブックシーンを牽引し続ける存在で、ギャラリー、書店、出版など多岐にわたる活動を続けています。これまでの軌跡を紹介する「60 Years of Yvon Lambert」展には、過去の展覧会インビテーションやリミテッドエディションなど、貴重な資料や書籍も含まれる一方、書籍やZINE、Tシャツなど比較的手に入れ易いアイテムもバランスよく混ざっているのが魅力的です。ここでは、展示の見どころなどをお話しいただきます。

 

続いては、ジャンル別のスペシャリストたちがアートブックやZINEを集める”Bouquinistes”展のキュレーター3組です。(Bouqinistesとは、セーヌ川沿いに並ぶ古書や絵葉書を売る屋台)3組とも活動が素晴らしいのはもちろんですが、お会いした時にお勧めの作家や出版社を真摯に紹介してくださった姿勢に心を動かされ選書をお願いしました。それぞれにご自身の活動と”Bouquinistes”での選書のポイントについてプレゼンしてもらいます。

 

まず、”Bouquinistes”で「イラスト&コミック」を担当するのは、アーティストでもあり、雑誌『LAGON』を通して国内外の作家たちを紹介するセヴリーン・バスクエー、サミー・ステインの二人です。TABFのためにコミックフェアに行ったり、直接友人たちに交渉したりして、”Bouquinistes”の什器に収まらないくらいの量のZINEや漫画を集めてくれました。ローカルでまさにこれから芽が出ようとしている若手作家によるZINEなど、見たことのない作品に出会えるはずです。

 

次は、書店CLASSIC Parisを運営するチボ・ショエです。CLASIC Parisは幅広いジャンルの書籍を扱っていますが、今回は「ストリート」をテーマに掲げて選書してもらいました。チボの国際的なネットワークによって集められた書籍と、地元のアーティストによるフレッシュな作品が混ざり合い、文化を生みだすエネルギーにあふれるブックストアから厳選された本を紹介していただきます。

 

3組目のキュレーターは、LE BAL Books元代表であり、アートブックフェア「Rolling Paper Book Fair」の共同創始者でもあるエミリー・ラウリオラ。自身の出版レーベルSasori Booksも写真に力を入れているので、TABFでも「写真」セクションを担当してもらいました。日本との関連性も意識しながら、最新のものからレアな写真集まで幅広くセレクトしています。

 

それぞれのプレゼンテーションから、まさに「いま」のフランスのアートシーンの現在地を探ります。

 

 

 

 

 

ブルーノ・マイラーグ/ Bruno Mayrargue
1983年、パリ生まれ。2004年より、Yvon Lambert Bookshopのマネージャーを務める。

Illustration & Comic: セヴリーン・バスクエー、サミー・ステイン/ Séverine Bascouert, Sammy Stein (artst, LAGON)

 

セヴリーンは、シルクスクリーンのプリンティングに特化したアーティスト。サミーは、アーティスト兼漫画家。二人ともフランスのパリを拠点に活動。10年前から二人の作品において、印刷と本作りの研究は重要なものとなっている。彼らのコミック、小冊子、雑誌、プリント、陶器、ポスターは、自費出版または他の出版社から発行されてる。彼らが刊行する雑誌『LAGON』では、世界各国のさまざまなアーティストの作品を紹介。今回のTABFでは、フランスのアーティストやアヴァンギャルドな若手の漫画家によるジンを紹介する。

 

Street: チボ・ショエ / Thibault Choay(CLASSIC)
1981年、パリ生まれ。オンラインプラットフォーム『90BPM』『La MJC』にジャーナリストとして勤め、2010年に書店CLASSIC Parisを設立。同世代のクリエイターたちのシーンを国境を超えてつなげることに力を入れている。これまでに、ZINE、カタログ、限定版アーティストブックなど、25冊以上のタイトルを出版。そのほか展示のキュレーション、ブランドや企業のコンサルティングも手がける。CLASSIC Parisの活動を多角的に広げ、さまざまなリクエストに対応できるブランドへと進化させた。

 

Photography: エミリー・ラウリオラ / Emilie Lauriola(sasori books)

 

パリの写真機関LE BALの書店「LE BAL Books」元代表。「ローリング・ペーパー・ブック・フェア」の共同創設者であり、プログラムの企画を担当する。2021年、入手困難なエフェメラ、アート、写真集に書店を当てた出版社Sasori Booksを設立。2021年、写真フェスティバル「PhotoSaintGermain」期間中にバー「Sasori Bar」をオープンし、多くの写真家と出版関係者が集い大盛況となった。また『Camera Austria』や『i-D Magazine』などで執筆を行う。

Photo: Christopher de Béthune.

 

*ご購入後、お客様のご都合によるキャンセル、返金は原則いたしかねます。あらかじめ、入場に関するご説明をご確認ください。

 

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